移動飲食店バス
まちあかり号
うちのバス、めっちゃ可愛いんですよ。ちょっと紹介させてください!
移動飲食店バス「まちあかり号」についてご紹介します
大型路線バスの車内に、飲食店に必要な機能をギュッと詰め込んだ。それが「まちあかり号」です。
見た目は路線バス、中身は飲食店。そんな新感覚な空間へ、是非お越しください。
面白い見た目とは裏腹に、北海道の厳しい寒さも相まって、とってもお世話に手間がかかる一面も…
現在は実際の運用をしながら、棚の設置や照明の修正、機器の修繕など、細かな改造を継続中。
完成に向かって日々進化を続けるまちあかり号の変化を探してみるのも、楽しみ方のひとつです。
まちあかり号の沿革
2023年 9月 クラウドファンディング準備開始
11月 クラウドファンディング実施
目標金額300万円達成
2024年 5月 改造車両 決定
7月 車両を北海道へ輸送
架装業者へ車両を預ける
11月 外装ラッピング実施
DIYによる改造開始
12月 構造変更・車検 通過
飲食店営業許可 取得
大晦日 宗谷岬にて年越し営業
(始めての一般向け営業)
3月 居酒屋 プレ営業開始
基本情報
走行時乗車定員 12人
停車時着席定員 15人前後
全長 11.4m
全幅 2.5m
高さ 3.1m
車両重量 約12t
水タンク容量*清/汚 各、約300L
使用燃料 軽油
燃費 約4km/L
総事業費 1,300万円
(2025年3月末時点 概算)
配置図
キッチン
「小さな飲食店の厨房」と同等の機能を目指して製作
冷蔵冷凍庫3台・コンロ・流し台2台・手洗器・給湯器・電子レンジ・家庭用食洗器などが装備されています。
家庭用食洗器
作業効率化のためではなく、
節水目的で設置されています。
水が貴重な車内ゆえの工夫
プロパンガスのコンロ
現在は暫定的に2口コンロですが、今後改良予定です。
換気扇は調理用ではなくバス用
調理台
食器などを入れる棚を設置予定
奥行きのある広々調理台です。
奥の棚は暫定品
ビールサーバー
「樽ビールを提供したい」と
「樽ビールを飲みたい!!」
という熱意でなんとか導入。
揺れ克服には時間がかかりました
カウンター席
スタッフや地域の方同士の会話の弾む、カウンター席を3~4席備えています。まちあかり号誕生までの裏話も、ここに来れば色々聞けるとか…
まちあかり号の車内は靴を脱ぐエリアが大半ですが、ちょっと一杯。というニーズにもお応えできるよう、カウンター席の半分は土足エリアとなっています。
おひとりでの来店時にも楽しんで頂ける空間です。
お手洗い(バイオトイレ)
まちあかり号は、飲食店に欠かせないお手洗いが車内に設置されています!バイオトイレを導入しており、臭いはもちろん、狭い車内でも音が気にならない優れものです。水は使わず、便器の中にはおがくずが入っていて、微生物の力とヒーターの熱で排せつ物を分解する環境にやさしいトイレ。1日に30回前後が使用回数の目安だそうです。
3~4か月に1度おがくずを交換するだけで使用できるので、排出装置などの心配をすることなく出張できるのが嬉しいところ。やや天井が低いので、頭上にはご注意を。
バイオトイレの使い方
用を足したら、運転ボタンをポチっと押すだけ。数十秒ですっかり元通りです。
手洗器
トイレの中に手洗器を完備。衛生管理や、ちょっとした化粧直しもばっちり。
テーブル席
4人掛けが2つ、2人掛けが1つあります。
少人数での食事から、8人前後の会食まで幅広く対応。
お子様連れでも安心してご利用いただけます。
後部の座席やテーブルは着脱でき、用途に合わせて空間を柔軟に利用可能です。
2人掛け
床の段差にご注意ください。ちょうど真下が後輪です。段差の幅は後輪の幅です。
4人掛け
後部座席は、路線バス時代そのまま。バスであることを思い出せる数少ないスポット。
座席下収納
オレンジ色の座席には荷物があります。冬場の大きなダウンジャケットも楽々収まります。
出入口(中扉)
北海道の厳しい寒さに耐えれるよう、出入口には二重扉を設置しました。
振動で歪まないか心配していましたが、意外と大丈夫。
出入り口には段差がありますので、足元にご注意ください。
外観
人の営みを照らすまちのあかりと、日本海に沈む夕陽をイメージし、デザインしました。正面のマークは、幌延町にある北緯45度のNマークがモデルです。
その他設備
FF式ヒーター搭載
石油燃焼式の暖房です。換気が不要なため、安心して暖まれる空間です。
視察・見学について
まちあかり号では、法人・団体・自治体などへ向けた見学者への説明等を行っております。
ご希望の方は、お問合せフォームよりご連絡ください↓